
新型のKindle Paperwhite(第11世代)にキッズモデルが追加され、キッズモデルの選択肢が増えました。
- Kindleキッズモデルは大人や中学生でも購入できる?使用できる?
- Kindleキッズモデルは通常モデルと何が違うの?
- Kindleキッズモデルと通常モデル、私にオススメなのはどっち?
キッズモデルは通常モデルの機能に加え、広告なし、専用カバー、2年保証、Amazon kids+(1年間無料)がついていて大変お得!
子どもに限らず、中学生や大人など誰でも購入・使用が可能です。

本記事ではキッズモデルの特徴や通常モデルとの違い、Kindleキッズモデルのラインナップの比較などを詳しく解説します
Kindleキッズモデルとは?
無料でAmazon Kids+が1年間利用できる
Kindleキッズモデルを購入するとAmazon Kids+が1年間無料で利用できます。
Amazon Kids+は子供向けの書籍やビデオ、学習用アプリやゲームなど数千点のキッズコンテンツが使い放題になるサービスで、通常なら年間9,800円(プライム会員は4,800円)ですので無料で使えるのは大変お得です。
Kindleは電子書籍専用端末ですので、本以外のコンテンツ(ビデオや学習用アプリ、ゲームなど)を利用するにはFireタブレットやFireキッズモデル、Android端末などが必要です。
Amazon Kids+はAmazonアカウントに紐付けされるため、そのAmazonアカウントでログインすれば、対応している端末であればどの端末でもAmazon Kids+を利用できます。
1000冊以上の子ども用書籍が読み放題
Amazon Kids+に含まれるサービスですが、1000冊以上の子どもの向けの本が1年間読み放題になります。
最近の本や話題の本も含まれており、幅広いジャンルを網羅しています。
写真は読み放題タイトルの一例ですが、これ以外にも人気のタイトルが多数あります。
Amazon純正の高品質カバーつき
Kindleキッズモデルには高品質の専用キッズカバーがついてきます。
Amazon純正ですので非常に作りがしっかりしていて、もちろんオートスリープにも対応しています。
Kindle Paperwhiteキッズモデルにはブラックカバーがありますので大人でも使いやすいです。
2年間の長期保証で安心して使える
Kindleキッズモデルには2年間の保証がついてきます。
落下による破損や水濡れによる水没など自分の過失でも無料で交換してもらえるので、子どもでも安心して使用することができます。
年齢制限なしで誰でも購入・利用可能
Kindleキッズモデルという名前ですが、特に年齢制限などはなく誰でも購入・利用が可能です。
Amazon Kids+の機能を利用しなければ通常モデルと同じように使用することができます。
Kindleキッズモデルを選ぶことによるデメリットは一切ありません。
本体スペックやデザインは通常モデルと全く同じ
キッズカバーを外せば、デザインやスペックは通常モデルと全く同じです。
通常モデルと同じ筐体で中身のソフトウェアだけ変更されていると考えて良いでしょう。
Kindleキッズモデ | Kindle通常モデル | Kindle Paperwhite キッズモデル |
Kindle Paperwhite 通常モデル |
|
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製品画像 | ![]() ![]() |
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世代 | 第10世代・2019年発売 | 第11世代・2021年発売 | ||
本体サイズ | 160 mm x 113 mm x 8.7 mm | 174 mm x 125 mm x 8.1 mm | ||
本体重量 | 174g | 205g | ||
ディスプレイ サイズ |
6インチ反射抑制スクリーン | 6.8インチ反射抑制スクリーン | ||
画面解像度 | 167ppi | 300ppi | ||
フロントライト | LED 4個 | LED 17個 | ||
ストレージ容量 | 8GB | 8GB | ||
バッテリー | 最大4週間 | 最大10週間 | ||
充電時間 | 約4時間(5W充電器使用時) | 約2.5時間(9W充電器使用時) | ||
充電端子 | microUSB | USB-C | ||
通信方式 | Wi-Fi(bgn) | Wi-Fi | ||
防水機能 | 非対応 | 対応(IPX8等級) | ||
色調調整ライト | 非対応 | 対応 | ||
本体カラー | ブラック | ブラック、ホワイト | ブラック | |
価格 | 10,980円 | 8,980円〜 | 16,980円 | 14,980円 |
強いて違いをあげるとKindle通常モデルのみ本体カラーにホワイトが選べるところです。
Kindleキッズモデルの機能
バッジ機能でやる気がでる
バッジという機能が搭載されていて、読書時間やページ数など目標を達成するごとにバッジやメダルがもらえます。
単語帳とフラッシュカードで覚えやすい
単語帳は通常モデルにも備わっている機能ですが、意味の分からない単語があったときに文字を選択すると辞書が起動して単語の意味を表示してくれます。


調べた単語は単語帳にたまっていきますので、どんな単語を調べたか一覧で見ることができます。
また単語帳の単語をフラッシュカードで表示することができ、習得するまで繰り返し学習することができます。



英語の単語学習や漢字の意味を覚えるのに便利に使えそうですね
読書管理機能
子ども自身が目標を設定したり、読書した時間やページを確認することができます。
またAmazon Kids+のアカウントでAmazonペアレントダッシュボードにログインすれば、右の写真のようにスマホやタブレットでもKindleキッズモデルの使用状況を確認することができます。
制限をかけられる
Amazonペアレントダッシュボードを使えば、Kindleキッズモデルに制限をかけることができます。
一日の利用時間制限や指定した年齢範囲内の書籍しか表示しない設定が可能です。
子どもが大事な設定を変更したり、勝手に書籍を購入したりしないように暗証番号で保護することができます。
専用のロック画面
Kindleキッズモデルでは、スリープ時に表示されるロック画面に子ども向けのかわいい画像が用意されています。
Amazon Kids+からログアウトすると通常モデルと同じ普通のロック画面に戻りますので、大人が使う場合でも恥ずかしくありません。
Kindleキッズモデルの種類
Kindleキッズモデルには、「Kindleキッズモデル」(無印)と「Kindle Paperwhiteキッズモデル」の2種類があります。
それぞれKindle、Kindle Paperwhiteがベースになっており、本体のデザインや性能は通常モデルと全く同じです。
Kindleキッズモデル(無印)
写真はKindleキッズモデル レインボーバードカバーです。
どちらかと言えば女の子向けのかわいいデザインですが、男の子が使っても全然おかしくないと思います。


パッケージはスリーブ式になっていて、引き出すと全てが出てきます。
Kindleシリーズは昔からこの作りになっています。
Kindleキッズモデルの同梱物は、本体とカバー、充電ケーブル(microUSB)、取扱説明書となっています。
カバーの表面はサラサラしていています。
しっかりした作りですので耐久性が良さそうです。
本体の角もカバーで覆われていますので、どの角度から落としても本体に傷がつくことはないです。
側面や角などぶつけやすい場所はプラスチック素材でできています。
カバーはオートスリープ機能に対応していて、カバーの開閉でロック画面のオンオフができます。
カバー内面の画面に触れる部分は起毛していて、画面を傷から守ってくれます。
カバーは反対側に折り畳むことができます。
カバーの蓋の部分が磁石でピタッとくっつきますので、蓋がブラブラすることはありません。
Kindle Paperwhiteキッズモデル
2021年10月に新発売されたKindle Paperwhiteのキッズモデルで、本体デザインや性能はKindle Paperwhiteとまったく同じです。
Kindleキッズモデル(無印)のキッズカバーがかわいすぎて、購入を躊躇されていた大人や中学生の方もブラックカバーがラインナップされて購入しやすくなりました。
Kindleキッズモデルのパッケージと少し形状が違いますが、引っ張ると全て出てきますので取り出しやすいです。
Kindle Paperwhiteキッズモデルの同梱物は、本体とカバー、充電ケーブル(USB-C)、取扱説明書となっています。
ブラックカバーの表面はサラサラした手触りで、よく見ると非常に細かいラメが入っていて光を当てると少しキラキラとしています。
写真では少しグレーっぽくみれますが、実際は真っ黒で高級感があります。
Kindleキッズモデルのカバーとは違い、Kindleのロゴはエンボス加工されています。
カバー裏側のデザインはKindle キッズモデルと同じで本体の角までしっかり保護してくれます。
カバーの開閉によるオートスリープにももちろん対応しています。
カバー蓋の内面は起毛していますが、Kindleキッズモデルとはまた違った素材でできており、こちらの方が上質な感じがします。
カバーの蓋は反対側に折り畳むことができます。
またカバーの蓋は磁石でピタッと本体にくっつくので読書中に蓋がブラブラすることはありません。
「Kindleキッズモデル」と「Kindle Paperwhiteキッズモデル」の違い
サイズ感と文字の可読性
文庫本と比較すると本体サイズは少し大きくなりますが、Kindle(無印)はほとんど変わらないため文庫本と同じような感覚で持てます。
画面サイズはどちらも文庫本より小さくなります。
小説など文字ベースの書籍は文字サイズを細かく変更できるので、6インチのKindleでもストレスなく読書ができます。
画面の解像度が倍近く違うため、Kindleは文字が若干ぼやけていますが、Kindle Paperwhiteはくっきりと表示されています。
ただしKindleの解像度でも読みにくくはないので、文字ベースの書籍を多く読まれる方はKindleでも問題ないと思います。
絵本のようなイラストベースの書籍は文字サイズが変更できないため、書籍によっては文字が小さくなりすぎて読みにくくなります。
小さい子どもは絵本を見ることが多いと思いますので、Kindle Paperwhiteキッズモデルをおすすめします。
こちらでも右のKindle Paperwhiteの方が文字がくっきりしているので何とか読めますが、Kindleの方はきびしいです。
色彩調整ライト
Kindle Paperwhiteには色調調整機能がついており、0〜24まで25段階で色調を調整することが可能です。
写真は色調レベルを24にして一番暖かくした状態です。
青白い光は脳を覚醒させるともいわれますので、もし睡眠前にKindleを利用されることが多い場合は、Kindle Paperwhiteをおすすめします。
ダークモード
ダークモードは文字と背景を反転させる機能で、Kindle Paperwhiteに搭載されています(Kindleには非搭載)。
ダークモードに対応しているのは文字ベースの書籍のみで、イラストや写真の部分は反転させることができません。
見た目がガラッと変わるので好みが分かれますが、僕の場合は日中でも夜間でも常にダークモードにして利用しています。
フラットベゼル
Kindle(左)は画面とベゼルの境に段差があり、画面が少し下に凹んでいます。
Kindle Paperwhite(右)は画面とベゼルの境がフラットになっており、よりスマートな印象です。
周囲のベゼルの幅はどちらもほぼ同じで機能的なことは変わらないため、見た目の違いだけと言えそうです。
防水機能
Kindle Paperwhiteは防水機能(IPX8等級)を搭載しています。
Kindleでも市販の防水ケースを使用すればお風呂やプールで使えなくはありませんが、操作性や手間を考えるとKindle Paperwhiteを選択した方が後々後悔しないでしょう。
背面
背面の仕上がりは両者で大きく違います。
Kindleは細かなラメが入っていて少し光沢のある感じでツルツルしているのに対して、Kindle Paperwhiteはマットな仕上がりでサラサラした手触りです。
指紋はどちらも少し目立つ印象で、そういった汚れを拭き取る場合はKindleの方が掃除がしやすいです。
充電ポート
今までのKindleシリーズの充電ポートはずっとmicroUSBが採用されてきましたが、上のKindle Paperwhite(第11世代)からUSB-Cになりました。
最近の電子デバイスはUSB-Cが主流になっているのでKindle Paperwhiteの場合は他のデバイスのUSB-Cケーブルを使いまわせるというメリットがあります。
また、Kindleは満充電まで約4時間(5W充電器使用時)、Kindle Paperwhiteは満充電まで約2.5時間(9W充電器使用時)と充電スピードにも差があります。
ただKindleシリーズはバッテリーが非常に長持ちしますので、ほとんどの方は充電スピードの差は問題にならないと思います。
付属カバー
KindleキッズモデルとKindle Paperwhiteキッズモデルに付属する専用カバーは基本的な構造は同じで、細部までしっかり作り込まれており非常にクオリティが高いです。
表面はどちらもサラサラした仕上がりで、ブラックカバーの方はKindleのロゴがエンボス加工されています。
カバーの内側も基本的な構造は同じで、本体の角までしっかり保護してくれます。
写真では分かりにくいですが蓋の裏側はどちらも起毛になっており、少し処理の仕方が違います。
またブラックカバーの方は蓋の裏側の色が異なるグレーになっていることとAmazonのロゴも控えめな感じです。
重量
KindleとKindle Paperwhiteの本体重量を比較しました(どちらも保護フィルム貼付済)。
公表値ではKindle 174g、Kindle Paperwhite 205gということでしたが、Kindle Paperwhiteは6g増の211gという結果になりました。
どちらもスマホぐらいの重量ですが、筐体がスマホより大きいため体感的に重たく感じませんでした。
公表値で比較すると約31g差があります。長時間手に持って読書する方や小さな子どもが使用する場合は、持ちやすくて軽量なKindleに分があります。
カバーを装着すると重量差が縮まりました。
Kindleキッズモデルのカバーは約25g、Kindle Paperwhiteキッズモデルのカバーは約13gで後者のカバーは非常に軽量だということが分かりました。
新型のKindle Paperwhiteキッズモデルはカバーも改良されているのかも知れません。
Kindleキッズモデルと通常モデルの選び方
Kindleキッズモデルと通常モデルがおすすめの人
Kindleキッズモデル | Kindle 通常モデル | ||
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商品画像 | ![]() ![]() |
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広告 | なし | なし | あり |
価格 | 10,980円 | 10,980円 | 8,980円 |
本体カラー | ブラック | ブラック、ホワイト | |
特徴 | Amazon Kids+(1年間無料) 2年保証 カバー付き |
Kindle Unlimited(3ヶ月無料) 1年保証 |
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商品リンク | Amazon | Amazon |
Kindle Paperwhite キッズモデル |
Kindle Paperwhite 通常モデル |
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商品画像 | ![]() ![]() |
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広告 | なし | なし | あり |
価格 | 16,980円 | 16,980円 | 14,980円 |
本体カラー | ブラック | ブラック | |
特徴 | Amazon Kids+(1年間無料) 2年保証 カバー付き |
Kindle Unlimited(3ヶ月無料) 1年保証 |
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商品リンク | Amazon | Amazon |
こちらの比較表に書いているとおり、キッズモデルの本体スペックやデザインは通常モデルと全く同じです。
キッズモデルと通常モデルで選び方のポイントになるのが、KindleもKindle Paperwhiteどちらの場合もキッズモデルと通常モデルの「広告なし」が同じ値段になるということです。
- 広告は気にならないので、少しでも安い方がよい
- 2年保証やAmazon Kids+1年間無料よりもKindle Unlimitedを3ヶ月無料で使える方がいい
- 購入したい市販のカバーがある
- 上記の「通常モデルがおすすめの方」に当てはまらない全ての方
結論:Kindle Paperwhiteキッズモデルが一番おすすめ!
子どもは絵本を読む機会が多いと思いますので、大画面で高解像度のKindle Paperwhiteの方が断然読みやすいです。
Kindleキッズモデルには子ども向けデザインのカバーしかなく、購入を躊躇されていた大人の方も新型のKindle Paperwhiteキッズモデルにはブラックカバーがあり使いやすいです。
通常モデルでカバーを別途購入して使用される方は、トータルで考えるとKindle Paperwhiteキッズモデルを選択した方が安くなります。
またキッズモデルには2年限定保証がついていますので、落下や水漏れでも2年経っていなければ新品と交換してもらえます。



よって、キッズモデルの中でも特にKindle Paperwhiteキッズモデルがおすすめです