2022年11月に第3世代Apple TV 4Kが発売。
Apple TV 4Kの購入で一番悩むのが、Amazon Fire TV StickやGoogle Chromecastといった他社のストリーミングデバイスの約3倍する価格(19,800円〜)ではないでしょうか?
iPhoneやiPadなどAppleデバイスを使われている方は、高いけどApple TV 4Kを選んだ方が便利に使えるんじゃないかって思いますよね。
- Apple TV 4Kで何ができる?
- Apple TV 4Kの外観を詳しく見たい
- Apple TV 4K 第3世代は第2世代からどう変わった?
この記事ではApple TV 4K 第3世代を詳しくレビューしているので、検討している方は参考にしてみてください。
Apple TV 4K 第3世代の開封
僕は第3世代にして初めてApple TV 4Kを購入。
サイズについては全く気にしていなかったので、箱を見てまずその小ささにビックリしました。
最近のApple製品のパッケージでお馴染みの封印テープ。
本体の側面と底面には傷防止用のフィルムが貼られています。
同梱物は、Apple TV本体、Siri Remote、電源コード、マニュアル。
本体内蔵電源なので電源アダプタがなく配線がスッキリするのもいいですね。
Apple TV 4K 第3世代の外観
Mac miniやMac Studioを小さくしたようなデザイン。
第2世代はリンゴマークの横に「tv」の文字がありましたが、第3世代はリンゴマークだけになりました。
本体は上面と底面がマット仕上げ、側面が鏡面仕上げになっていて、全体的に指紋やホコリが結構目立ちます。
Apple TVの電源が入ると前面右下に白いLEDランプが点灯します。
またSiri Remoteと通信中はLEDランプが点滅します。
Apple TV 4K 第3世代はファンレスになったため、第2世代にあった底面のファンの穴はなくなりました。
本体も約4mm薄くなっています。
今回レビューで使用しているのはWi-Fi + Ethernetモデルなので、背面には3つのポートがあります。
左から電源、Ethernet(1Gbps)、HDMI(ver2.1)です。
Siri Remoteの外装はアルミで背面がラウンドしているので手に馴染みます。
AmazonのFire TV Stickのリモコンと違って高級感があります。
Siri Remoteをよく見ると「戻る」ボタンは凹んでいて、他のボタンと区別されています。
ボタンを見なくても分かりやすいように工夫がされている。
Siri Remoteの側面にはマイクのアイコンのボタンが搭載されています。
このボタンでSiriの音声入力ができます。
第3世代から充電コネクタはUSB-Cに変更になりました。
バッテリーは1回の充電で数ヶ月持つとのこと。
Apple TV 4K 第3世代の本体は縦横93mm四方で、第2世代から縦横-5mmの小型化。
Siri Remoteは第2世代と全く同じサイズです。
手のひらにのる大きさでコンパクト。
Appleの仕様ではApple TV 4K Wi-Fi + Ethernetモデルが214g、Siri Remoteが66gとなっていますが、実測では216gと67gでした。
Siri Remoteについて
Siri Remoteの操作感
Siri Remote 第3世代にはタッチ対応クリックパッドが搭載されていて、円形の部分をクリック、スワイプ、回転させることでApple TVを操作することができます。
iPhone 14シリーズにも搭載されているA15 Bionicプロセッサが搭載され、スムーズに操作できます。
iPhoneをSiri Remoteの代わりに使う
Siri Remoteの代わりにiPhoneを使ってApple TVを操作することができます。
iPhoneのコントロールセンターからSiri Remoteのアイコンをクリックすると、iPhoneの画面がリモコンになり、画面をタッチやスワイプすることによってApple TVを操作できます。
右側の写真の矢印部分はクリックパッドとして使用できます。
Apple TV 4Kでできること
映画・ドラマ・アニメを見る
Apple TV 4Kは、YouTubeやAmazonプライムビデオ、Netflix、Hulu、U-NEXTなど多くの動画配信サービスに対応しています。
iPhoneやiPad、Macの「Apple TV」アプリでも同様の動画配信サービスを見れますが、テレビ等の大きな画面で見れるのが一番のメリットですね。
Siri Remoteで動画をすばやく検索できる。
音楽・ラジオ・ポッドキャストを聴く
Apple TV 4Kには最初からApple Musicアプリがインストールされているので、すぐに音楽を聴くことができます。
またApp StoreでSpotifyやAmazon Musicアプリをインストールすれば、それらの音楽配信サービスも利用可能です。
音楽配信サービスだけでなく、Podcastsやラジオなども利用可能。
ゲームを遊ぶ
Appleのゲームサブスクサービス「Apple Arcade」で200種類以上のゲームを遊ぶことができます。
PS5やXboxのコントローラーも使えるのでプレイしやすいです。
iCloudの写真やビデオを見る
写真アプリでiCloudの写真や動画をテレビなどの大きな画面で見ることができます。
上の写真の「メモリー」は自動的にスライドショーを作成してくれる機能で、みんなで思い出の写真を見るのにも便利です。
大画面ならサムネイル写真も見やすいし、Siri Remoteで快適に操作ができます。
iPhoneやiPad、MacのデータをAirPlayで伝送する
AirPlayとは?
AirPlay接続例
iPhoneの画面をAirPlayで外部ディスプレイに表示することができます。
iPhoneの動画を大きな画面で見たり、iPhoneの操作方法を大勢の人に見せたり等、いろんな使い方ができますね。
M1 MacBook AirやM2 MacBook Airなどは外部ディスプレイが1台までという制約がありますが、AirPlayを使えば2台の外部ディスプレイに接続可能です。
DisplayLinkアダプタを使って2台の外部ディスプレイに出力する方法がメジャーですが、AirPlay経由でも遅延などはなくスムーズに操作ができますのでオススメです。
iPhoneの画面をAirPlayでテレビなどに表示するには、コントロールセンターの画面ミラーリングのアイコンをクリックして、Apple TVのデバイス名をクリックすると接続できます(ここではデフォルトの「エンターテイメントルーム」という名前になっています)。
スマートホーム家電を操作する
Apple TV 4KのSiriを使えば、HomeKit対応スマートホーム家電を遠隔操作することができます。
iPhoneやiPad、Macにインストールされている「ホーム」アプリを利用すると、様々な操作を自動化(オートメーション)できます。
また、Apple TV 4Kはホームハブにもなるので、例えば外出先から部屋の照明をつけたり、エアコンをつけたり、といったことができます。
Apple TV 4K 第3世代と過去モデルとの違い
Apple TV 4K | 第3世代 | 第2世代 | 第1世代 |
---|---|---|---|
商品画像 | |||
本体サイズ・重量 | 高さ:31 mm 幅:93 mm 奥行き:93 mm 重量:208g / 214g | 高さ:35 mm 幅:98 mm 奥行き:98 mm 重量:425 g | 高さ:35 mm 幅:98 mm 奥行き:98 mm 重量:425 g |
リモコン サイズ・重量 | 高さ:136mm 幅:35mm 厚さ:9.25mm 重量:66g | 高さ:136 mm 幅:35 mm 奥行き:9.25 mm 重量:63 g | 高さ:124 mm 幅:38 mm 厚さ:6.3 mm 重量:45 g |
充電用コネクタ | USB-C | Lightning | Lightning |
プロセッサ | A15 Boinic | A12 Bionic | A10X Fusion |
RAM | 4GB | 3GB | 3GB |
ストレージ | 64GB / 128GB | 32GB / 64GB | 32GB / 64GB |
HDMI | ver2.1 | ver2.1 | ver2.0a |
Wi-Fi | 802.11ax | 802.11ax | 802.11ac |
Ethernet | 1Gbps ※1 | 1Gbps | 1Gbps |
Bluetooth | ver5.0 | ver5.0 | ver4.0 |
発売日 | 2022年10月 | 2021年5月 | 2017年9月 |
- プロセッサにiPhone14シリーズと同じ最新のA15 Bionicが搭載
- ファンレスになり本体重量が第2世代の約1/2(W-Fiモデル208g、Wi-Fi + Ethernetモデル214g)
- Siri Remoteの充電用コネクタがUSB-Cに変更
- ストレージ容量が64GBと128GBの2タイプ
- HDR10+に対応
- Threadネットワーク対応(Wi-Fi + Ethernetモデル)