
2025 年春、UGREEN が発売したフラッグシップ級ハブ「Revodok 13‑in‑1 Thunderbolt 5 ドッキングステーション」は、次世代規格 Thunderbolt 5 のポテンシャルをフルに引き出す“全部入り”モデル。
本記事では発売から 1ヶ月、ガッツリ使い倒した使用感をレポートします。
UGREEN Revodok 13-in-1 Thunderbolt 5 ドッキングステーションの開封


外箱は本体写真と「13‑in‑1」「TB5 80 Gbps」などの文字だけのとてもシンプルなデザイン。
裏面には英語でスペック表が記載されています。

- UGREEN Revodok 13-in-1 Thunderbolt 5 本体
- Thunderbolt 5ケーブル(約0.8m)
- AC電源アダプタ(最大180W)
- 電源コード
- クイックスタートガイド(日本語対応あり)

電源アダプタは他のドッキングステーションよりコンパクトです!
UGREEN Revodok 13-in-1 Thunderbolt 5 ドッキングステーションの外観


アルミニウム合金のボディは、見た目に美しいだけでなく、手に取るとしっとりとした質感と程よい重量感があり、ガジェット好きの所有欲をしっかり満たしてくれます。


スペースグレーの色味は、MacBook Proの筐体とほぼ同系色で、まるで純正アクセサリのような一体感。
デスクに並べても全く違和感がなく、「統一感ある作業環境を整えたい人」には特におすすめです。


マットなアルミボディの中でひときわ目を引くのが、側面にあしらわれたオレンジのスリット。
このワンポイントが全体の印象を引き締め、デザインに遊び心をプラスしています。


放熱を意識した実用的な設計でありながら、見た目にもどこか「インダストリアルな雰囲気」を醸し出しています。


底面と側面にはしっかりとしたゴム製の滑り止めパッドが4箇所に配置されており、デスク上でしっかりと固定されます。
軽量な本体ながら、ケーブルを抜き差ししても本体がズレにくいため、作業中のストレスがありません。


本体の前面はちょっとだけ丸みを帯びていて、接続ポートへのアクセスのしやすさや手触りの良さにもつながっており、見た目と実用性のバランスが取れています。


本体正面には必要最低限の要素だけが配置されており、「UGREEN Revodok Max」のロゴとシンプルな電源ボタンが視認性良く並びます。
操作性を損なわず、見た目もすっきりとした印象。




電源ボタンの下には状態を示すLEDランプがあり、通電中はほのかに点灯。
明るすぎず、「ちゃんと動いている」ことが一目で分かる安心設計です。
ポート構成


UGREEN Revodok 13-in-1は、その名のとおり13ポートを搭載した多機能ドック。
前面と背面で役割を分けた設計が特徴で、日常使いの利便性と据え置き接続の安定性を両立しています。
Thunderbolt 5による高速通信・多画面出力・有線LANなど、クリエイティブからビジネスまで対応できる万能型です。
背面について:据え置き接続を担う高機能ポート群


背面には、高帯域や安定性を必要とするポートが集中。
ディスプレイ出力、LAN、有線周辺機器の接続など、常時接続向けの構成です。
- Thunderbolt 5(120Gbps、140W、ホスト接続用)×1
- Thunderbolt 5(120Gbps、30W)×2
- Thunderbolt 5(120Gbps、15W)×1
- USB-A(5Gbps)×2
- イーサネットポート(2.5Gbps)×1
- DC IN(電源入力)×1
※通信速度や電力供給の値は最大値です。実際の使用状況により異なる場合があります。
Thunderbolt 5ポートは最大120Gbpsの通信速度と140Wの電力供給に対応し、PCへの接続1本で拡張が完結。
最大3画面の同時出力も可能で、ハイスペック環境の中核を担う背面構成です。
前面について:よく使うポートが手元に集約


前面には、頻繁に使用するポートが使いやすく配置されています。とくにデータ転送やメディア読み込みに強く、クリエイティブ作業でも活躍します。
- USB-C(10Gbps)×1
- USB-A(10Gbps)×2
- SDカードスロット(UHS-II)×1
- microSDカードスロット(UHS-II)×1
- 3.5mm オーディオジャック(マイク/イヤホン対応)×1
- 電源ボタン+LEDランプ
※通信速度や電力供給の値は最大値です。実際の使用状況により異なる場合があります。



SD・microSDは同時使用不可ですが、UHS-II対応で最大312MB/sの高速転送が可能です。
USBポートも高速規格に対応しており、一時的な接続やデータのやり取りがストレスなく行えます。
CalDigit TS4との比較


今まで使用していたCalDigit TS4と比較すると、UGREEN Revodok 13-in-1の方が高さ、幅共に一回り大きくなっています。
正面はどちらも洗礼されたシンプルなデザインですが、CalDigit TS4には電源ボタンがありません。


CalDigit TS4は引き締まったコンパクトなフォルムで、アルミの放熱フィンが特徴的。
UGREENは一回り大きいものの、サイドのオレンジスリットやマットな質感により、サイズ感とデザインアクセントの違いが際立っています。


背面のポート構成も対照的です。TS4は上下にぎっしりと並ぶレイアウトで、スペース効率を重視。
UGREENは横に広くポート間の余裕があり、抜き差しのしやすさや視認性に配慮された設計です。
使用スタイルに応じて好みが分かれそうです。
Thunderbolt 5ドッキングステーションの比較
UGREEN Revodok 13-in-1 Thunderbolt 5 | CalDigit TS5 Plus | Anker Prime 14-in-1 Thunderbolt 5 | |
---|---|---|---|
製品画像 | ![]() ![]() | ![]() ![]() | ![]() ![]() |
Thunderbolt 5 (ホスト接続用) | 1(120Gbps / 140W) | 1(120Gbps / 140W) | 1(120Gbps /140W) |
Thunderbolt 5 | 1(120Gbps / 30W) 2(120Gbps / 15W ) | 2(120Gbps/ 36W) | 2(120Gbps / 15W) |
USB-C | 1(10Gbps / 20W) | 1(10Gbps / 36W) 4(10Gbps / 7.5W) | 2(10Gbps / 45W) |
USB-A | 2(10Gbps) 2(5Gbps) | 5(10Gbps / 7.5W) | 1(10Gbps / 7.5W) 2(10Gbps / 4.5W) |
HDMI | – | – | 1(HDMI2.1) |
Dispay Port | – | 1(DP2.1) | 1(DP2.1) |
SDカード | 1(312MB/s) | 1(312MB/s) | 1(104MB/s) |
microSDカード | 1(312MB/s) | 1(312MB/s) | 1(104MB/s) |
イーサネット | 1(2.5Gbps) | 1(10Gbps) | 1(2.5Gbps) |
オーディオジャック | 1(オーディオ入出力) | 1(オーディオ入出力) 1(オーディオ入力) 1(オーディオ出力) | 1(オーディオ入出力) |
合計ポート数 | 13 | 20 | 14 |
UGREEN Revodak 13-in-1 Thunderbolt 5


高解像ディスプレイや外付けSSDを複数接続するようなパワーユーザーに向いたモデルです。前面の電源ボタンやポート間の余裕あるレイアウトも実用的です。
CalDigit TS5 Plus


高品質なアルミ筐体に加え、安定性と信頼性にも定評があり、プロフェッショナルユースに強い選択肢です。
Anker Prime 14-in-1


必要なポートがしっかり揃っており、使い勝手にも優れています。
UGREEN Revodok 13-in-1 Thunderbolt 5 ドッキングステーションのまとめ


UGREEN Revodok 13-in-1は、豊富なポート構成と実用性を両立したThunderbolt 5対応ドッキングステーションです。
特に4基のThunderbolt 5ポートを備えている点は他社製品と一線を画し、外部ストレージや高解像度ディスプレイを複数台接続したいユーザーにとって大きな魅力です。
洗練されたデザインや前面の電源ボタン、視認性の高いポート配置など、日常的な使い勝手にも細やかな配慮が感じられます。
拡張性と機能性のバランスに優れた一台を探している方に、UGREEN Revodok 13-in-1は非常に有力な選択肢となるでしょう。