前モデルより2倍のスピードとパワーを実現した「HyperDrive Gen2 USB-Cハブ 12ポート」をレビューします。
約12,500円でUSB3.1 Gen2(10Gbps)やSDカードスロットUHS-II(312MB/s)、PD100W充電、4K60Hz映像出力などに対応した次世代USB-Cハブです。
- 6ポート 約8,700円
- 12ポート 約12,500円
- 18ポート 約26,000円
HyperDrive Gen2 USB-Cハブの3タイプ(6・12・18ポート)の中では、この12ポートがスペックと価格のバランスが良く、一番おすすめ!
【HyperDrive Gen2 12ポートUSB-Cハブ】開封&同梱物
箱は白ベースにオレンジを基調としたデザインになっています。
箱の裏側には、このハブの特徴が書かれています。
上から箱を開けてプラスチックの取っ手を引っ張って取り出そうと思ったのですが、いくら引っ張っても出てきません。
箱の底にシールが貼ってあり、それを切らないと出てこない仕組みになっていました。
底のシールを切って、プラスチックの取っ手を引っ張ればやっと箱の中身が出てきました。
同梱物は、ハブ本体と取扱説明書のみです。
取扱説明書は日本語版と英語版の2つが入っていました。
【HyperDrive Gen2 12ポートUSB-Cハブ】外観について
本体はアルミ合金製で耐久性に優れていて、手触りが良いです。
筐体の2/3のところで異なるデザインになっていて、かっこいいです。
「世界市場にインパクトを与えたデザイン」としてreddot design賞も授賞しています。
本体側面の下の方にHyperDriveのロゴがプリントされています。
本体の上部や側面はヒートシンクのようなデザインになっていて放熱性が良いです。
トルクスネジが使われていて、簡単に分解できないようになっています。
底面にゴムなどは貼ってありません。
縦置き、横置き、どちらで使った場合でも見栄えのよいデザインになっています。
【HyperDrive Gen2 12ポートUSB-Cハブ】各ポートと機能について
- USB-A 3.1 Gen2ポート×2
- SDカードスロット
- microSDカードスロット
- 3.5mmオーディオジャック
メモリカードスロット、USBポート、3.5mmオーディオジャックなどの一般的によく使用されるポートはハブの前面に配置されています。
前面にUSB-Cポートがないのが残念…
- HDMI 4K60Hzポート×2
- DisplayPort 4K60Hz
- USB-A 2.0×2
- Gigabit Ethernet
- USB-C PD 100W
HDMIやDisplayPortなどの映像出力、Gigabit Ethernetなどの抜き差しが少なく常時接続されるポートは、より良いケーブルマネジメントのため背面に配置されています。
HDMIポートは1つのポートだけ使用する場合は4K60Hzが可能ですが、2つ同時に接続した場合はそれぞれ4K30Hzになります。
ハブ本体に電源が供給されると前面のLEDが青白く点灯します。
このLEDは程よい明るさで眩しくはなく、気になりません。
電源が供給されていない場合はLEDは消灯しています。
SDとmicroSDカードスロットは、高速のUHS-II規格(312MB/s)に対応しています。
microSDカードスロットはクリック式になっており、カチッと鳴るまで挿入して、抜く時は更に押し込んでバネで戻ってくるタイプです。
SDカードスロットはクリック式ではなく、抜く時は引き抜きます。
またSDカードとmicroSDカードは同時利用が可能で、SDカードスロットは「SD」という印字に対して逆向けに挿入します。
イーサネットポートにLANケーブルを接続すると、左右のLEDが点灯します。
白いLEDは結構明るいですが、背面なので気にならないと思います。
100W出力のACアダプタをこのハブに接続した後、MacBook Proに接続した状態。
説明書に記載の通り、15Wはハブ側に使用するため、MacBookには85Wで電源供給されていました。
【HyperDrive Gen2 12ポートUSB-Cハブ】使用例について
MacBook Proに縦置きで接続した状態。
このハブのデザインはどちらかというと縦置きの方が合っていると思います。
この手のUSBハブは発熱があってかなり熱くなる製品もありますが、このハブはHDMIで外部モニターに出力、外付けHDD接続などを同時に行ってもほんのり熱くなる程度でした。
MacBook Proに横置きで接続した状態。
縦置き・横置きどちらの使い方でもできるのがこのハブの良いところです。
ケーブルの短いUSBハブが多い中、このハブはケーブルの長さが約27cmあるのでノートパソコンスタンドに乗せたMacbook Proでもそのまま接続することが出来ます。
このハブの唯一残念なところは、ハブの前面にケーブルがついているということです。
ポートの構成や本体サイズ、重さを考えると据え置き用としてこのハブを使う方が多いと思います。
ケーブルが邪魔になるという程ではないのですが、見た目があまりスッキリしません。
HyperDrive Gen2 USB-Cハブ 3モデルの比較
6ポート |
12ポート |
18ポート |
|
---|---|---|---|
USB-C PD 100W | 1 | 1 | 1 |
USB-C 10Gbps | – | – | 1 |
USB-A 10Gbps Gen2 | 1 | 2 | 2 |
USB-A 2.0 | – | 2 | 2 |
USB-A QC3.0 18W | – | – | 1 |
HDMI 4K60Hz | 1 | 2 | 2 |
DisplayPort 4K60Hz | – | 1 | 1 |
VGA | – | – | 1 |
SDカードスロット UHS-II | 1 | 1 | 1 |
microSDカードスロット UHS-II | 1 | 1 | 1 |
Gigabit Ethernet | – | 1 | 1 |
3.5mmオーディオジャック | 1 | 1 | 1 |
同軸デジタル(コアキシャル)端子 | – | – | 1 |
光デジタル(オプティカル)角型端子 | – | – | 1 |
DC電源ポート | – | – | 1 |
本体サイズ | 51x15x89mm | 89x43x107mm | 89x44x132mm |
ケーブル長 | 約254mm | 約273mm | USB-Cケーブル別途付属 |
重量 | 約132g | 約480g | 約589g |